危険!包茎の人がかかりやすい性病

危険!包茎の人がかかりやすい性病

包茎のデメリットは、見た目が恥ずかしい、性交の時に刺激を十分に相手に与えられない、などがよく挙げられますが、実はそういう日常的な、というか、本人にとっては深刻でも実質的にはそれほど影響がないデメリットだと言えます。
その一方で自分の健康に直接的に影響のあるデメリットもあります。それは「性病にかかりやすい危険性」です。
ご存知の通り、包茎とは、亀頭に包皮が被っている状態のことですが、この亀頭と包皮の間に垢が貯まります。これを恥垢と言って、白い垢のようなもですが、これが実は黴菌の温床なのです。ちょうどよく湿っていて、かつ温度もひと肌で菌が繁殖するにはちょうど良い環境なので、そのような状況になっているのです。
この黴菌が、様々な性病の原因になると言われています。
その一つが、「亀頭包皮炎」です。これは亀頭の包皮に赤い斑点ができたり、腫れ、ただれ、痛みなどが主な症状ですが、ひどくなると、膿が出たりします。また排尿時に痛みが出たりします。
2つめが、「尿路感染症」です。これは、尿路すなわち、おしっこが通る腎臓、尿管、膀胱、尿道の細菌感染症のことですが、包茎の場合なりやすいのが、このうちの尿管の感染症です。感染症なので、これにかかると高熱が出たり、排尿の時の強い痛みなどが賞状として現れます。
3つめが、「性器ヘルペス」です。これは、亀頭に小さな泡や潰瘍がたくさんできる病気です。発症時は、亀頭の軽いかゆみからですが、その後非常に強い痛みになり、それに伴って、頭痛や高熱などにもつながります。これは性交によって感染する性病なので、この病気になったまま性交すると相手にも性器ヘルペスを移してしまいます。
このように包茎をそのままにすると、怖い性病にかかりやすくなりますので、それを予防するためにも包茎を治したほうがよいでしょう。